先行公開

来週完成見学会を行う長久手の家ですが、当日予定が合わない

お客様を先行でご案内してきました。

日中の暑さに比例し、室内はひんやりとした空気がお客さんを

迎えてくれました。

色々と良い評価を頂きましたが、それは来週の本番の見学会後

にご報告したいと思います。

建物の工事は完成し、今は庭をつくっている所。

見学会ではまだ初々しい緑が出迎えてくれますよ。

お待ちしております。

DSCF3036

ワクワクしています。

今日は朝から大型トラックがやってきました。

柱や梁、一枚板と山のように積載しています。

zairyou

現場に使うのは乾いた材料から。

大きめにカットされた材料は、出番がくるまで寝かしながらゆっくりと

乾かしておきます。

sanpoumume

今回も素晴らしい材料が入りました。

気が早いのですが、どうやって使うかわくわくしてしまいますね。

空飛ぶ窓

少し前の現場での一コマ。

rekkah

レッカーに吊られているのは人の手で運べないほどの重量の大きな

木製建具です。

この後この窓は空を飛び、足場を超えて現場へと搬入されました。

今回使ったサッシはNORDO社のトリプルガラス木製建具。

特に大きな建具はガラスだけでも相当な重量となり、取付も大人が

5人がかりとなりました。

gonin

こんな重量の木製建具も開けるときは軽い力で開き、閉めた際には

素晴らしい気密性を持つ建具。

風通しよく、冬は熱を逃がさない。そして、窓の外の景色が生活を

豊かに彩る。

そんな暮らしを大切にしています。

nordo

職人気質

tomozai1

下駄箱の上のカウンター材を大工さんが加工しています。

柱がカウンターの淵を貫通する為、柱分をカットしたのですがここでひと手間。

切り出した板の柱の通る部分を切り元の位置へ繋げる様に加工するのです。

木目がそろうように墨をだし、何度も元の位置に当ててみながら慎重に作業を進めます。

tomozai

建築用語で同じ材料で仕上げることを「共材(ともざい)」を使うと言います。

切り出した部分を大切に使うことで、柱が貫通した部分の木目がそろい美しい

仕上がりになります。

失敗が許されない緊張感。

住む人の事を想えばこそのひと手間をかける職人気質。

これからも大切にしていきたいと思います。

軒下マーケット

ちょうど一年前に見学会を開かせていただいた、多治見市の店舗。

奥さんが「succulents+zakka tou10 」という雑貨のお店をはじめられました。

今度、イベントを開かれるという話しを聞き、久しぶりにお邪魔してきました。

nokisitamarket

イメージはちっちゃな蚤の市。

5/31、6/1に開催されます。

雑貨やかご、ハンドメイド作品、焼き菓子などのお店が出店予定です。

Jikan ryokoさんもパンを出店されますよ。

ぜひのぞきにいらしてください。

succulents+zakka tou10さんのHPはこちら

掃除の時間

先日造作中の現場を覗いた時、ちょうど大工さんが掃除を始める

タイミングでした。

休憩時間にはいつも掃除をし、工事中でも綺麗に保ってくれています。

床には壁や天井を仕上げている時だったので、擦り合わせたカンナ屑

でいっぱい。

傾きかけた日に照らされ、カンナ屑が丁寧な仕事をしていたぞと語りかけて

いるようでした。

DSCF1167

伝承

先日の現場の風景。

dennsyou

若手大工二人が、大先輩から和室の天井の納め方を教わっています。

熟練の技術を見せ、しっかりと若手に伝える。

昔からの職人の世界の一コマ。

技の伝承の場に立ち会えました。

構造現場見学会 終了

先週末行った構造現場見学会。

お越し頂いたお客さんが天井を見上げ「おぉ~!」と驚いていたのが

印象的でした。

見上げた天井には丸太の梁が何本も。

maruta

亀津建築の家は地元で何十年とかけてしっかりと成長した木材を

使用します。

その目の詰まった良質な木材を、さらに時間をかけしっかりと乾燥

させた上で加工しています。

お客様には「構造現場を見ても良く分からない」と言われることも多い

のですが、安心できる材料を見て頂き、実際に感じて頂くことも大切な

家づくりには必要なことだと考えています。

amashi

継手

明日は構造見学会。

せっかくなので、見学会の前に、「継手」というものをご紹介したい

と思います。

木材と木材を繋ぐ部分の事を「継手(つぎて)」と言い、日本では

様々な継手が発明されていきました。木材の強度を保ちながら、

木を継いでいく技術。

tugite3

この継手は追掛大栓(おっかけだいせん)。

最近だと機械加工の鎌継というものがほとんどかなと思いますが、

この追掛大栓は非常に強力に梁同士を連結します。

機械加工ができないので、大工さんが墨だしをし、手刻みで造って

います。

tugite2

現場で継ぎ、木の栓でとめていきます。

tugite1

家の一番大切な構造躯体。

地震にも年月にも負けないように。

明日の構造見学会の時には梁の継手にも注目してくださいね。

言葉で伝わらない事。

私たちのお手伝いしている家づくりは、商品化されたものではない分、

言葉だけで色々なことをお伝えするのは難しいものですね。

まして、口下手な私たちは初めてお会いする方に全てをなかなかお伝え

できない。

来週、再来週に迫った見学会では説明だけでは伝わらない、家づくりの

一番大切な所を感じて知っていただけるようにしたいと思っています。

完成してからでは確かめられない家のハード面を構造見学会で。

毎日の暮らしの空間づくりを完成見学会で。

ずっと住み続けるための家づくりだから、できるだけ五感で確かめておい

てほしい。

まだ少し空きがありますよ。ぜひお越しください。

20140315