先日造作中の現場を覗いた時、ちょうど大工さんが掃除を始める
タイミングでした。
休憩時間にはいつも掃除をし、工事中でも綺麗に保ってくれています。
床には壁や天井を仕上げている時だったので、擦り合わせたカンナ屑
でいっぱい。
傾きかけた日に照らされ、カンナ屑が丁寧な仕事をしていたぞと語りかけて
いるようでした。
国産木材と安全な建材で住宅をつくる多治見市にある建築工務店『有限会社亀津建築』のブログです。
先日造作中の現場を覗いた時、ちょうど大工さんが掃除を始める
タイミングでした。
休憩時間にはいつも掃除をし、工事中でも綺麗に保ってくれています。
床には壁や天井を仕上げている時だったので、擦り合わせたカンナ屑
でいっぱい。
傾きかけた日に照らされ、カンナ屑が丁寧な仕事をしていたぞと語りかけて
いるようでした。
先日の現場の風景。
若手大工二人が、大先輩から和室の天井の納め方を教わっています。
熟練の技術を見せ、しっかりと若手に伝える。
昔からの職人の世界の一コマ。
技の伝承の場に立ち会えました。
先週末行った構造現場見学会。
お越し頂いたお客さんが天井を見上げ「おぉ~!」と驚いていたのが
印象的でした。
見上げた天井には丸太の梁が何本も。
>
>
亀津建築の家は地元で何十年とかけてしっかりと成長した木材を
使用します。
その目の詰まった良質な木材を、さらに時間をかけしっかりと乾燥
させた上で加工しています。
お客様には「構造現場を見ても良く分からない」と言われることも多い
のですが、安心できる材料を見て頂き、実際に感じて頂くことも大切な
家づくりには必要なことだと考えています。
>
>
明日は構造見学会。
せっかくなので、見学会の前に、「継手」というものをご紹介したい
と思います。
木材と木材を繋ぐ部分の事を「継手(つぎて)」と言い、日本では
様々な継手が発明されていきました。木材の強度を保ちながら、
木を継いでいく技術。
この継手は追掛大栓(おっかけだいせん)。
最近だと機械加工の鎌継というものがほとんどかなと思いますが、
この追掛大栓は非常に強力に梁同士を連結します。
機械加工ができないので、大工さんが墨だしをし、手刻みで造って
います。
現場で継ぎ、木の栓でとめていきます。
家の一番大切な構造躯体。
地震にも年月にも負けないように。
明日の構造見学会の時には梁の継手にも注目してくださいね。
私たちのお手伝いしている家づくりは、商品化されたものではない分、
言葉だけで色々なことをお伝えするのは難しいものですね。
まして、口下手な私たちは初めてお会いする方に全てをなかなかお伝え
できない。
来週、再来週に迫った見学会では説明だけでは伝わらない、家づくりの
一番大切な所を感じて知っていただけるようにしたいと思っています。
>
完成してからでは確かめられない家のハード面を構造見学会で。
毎日の暮らしの空間づくりを完成見学会で。
ずっと住み続けるための家づくりだから、できるだけ五感で確かめておい
てほしい。
まだ少し空きがありますよ。ぜひお越しください。
以前お知らせした、今年のイベント予定には載っていませんでしたが、
お施主さんのご協力で見学会を行えることになりました。
完成見学会は豊田市。
構造見学会はあま市。
どちらも3月の下旬に行います。きっと春の陽気の中の見学会ですね。
ぜひご参加ください。
>
詳しくは下記をご覧ください。
真冬ですが、現場にテントを作ってきました。
キャンプをするわけではありません(笑)
先日からの雪と、凍結から基礎のコンクリートを守るためのテントです。
コンクリートは固まる前に凍ってしまっては強度に影響がでます。当然
ですが、雪が積もると水分が増してしまうのでこちらも避けなければ
いけないのです。
今回は基礎の上に木で骨組みを作り、厚手のブルーシートでテントを
張ってきました。
テントの中にはヒーターを設置して凍結を防ぎます。
目には見えないコンクリートの「強度」。
まさに家の基礎となる工事。きっちりとした仕事をしたい部分です。
「おいしい珈琲の淹れ方講座」開催しました。
初めての試みにちょっとドキドキしながらでしたが、Jikan ryokoさんの
素晴らしい説明、手ほどきのおかげで濃い講座となったと思います。
今回は初級編として、基本的な淹れ方を勉強した後、お手本を見せて
いただきました。
左から、中煎りアメリカン、中煎り、深入り。
色の濃さがわかるでしょうか?
特に、左二つは淹れ方だけで見事に違うコーヒーができます。
その後は、皆さんに一度ドリップをしてもらいましたが、同じ豆からでも
驚くほどさまざまな味に仕上がりました。
濃い薄いだけでなく、コクや甘み、苦み、雑味など・・・
飲み比べるといかにおいしい珈琲を淹れることが難しいのか良く分かり
ました。
同じ材料、同じ道具でも出来上がるものが違う。
建築の世界と同じ職人の世界だなと感じた一日でした。
>
参加いただいた皆様、協力いただいたJikan ryokoさん、本当にありがとう
ございました。
またやりましょうね!
以前ブログで紹介したサインボード。
できあがった時は黒々とした表情が鉄の硬さを「これでもか」と
主張していましたが、今ではすっかり優しい表情になりました。
錆びさせることでこんなにも表情が変わる鉄。
無機質だった鉄がすごく有機的に見え、感動しました。
玄関ドアの枠が出発の時を待っていました。
工房で加工から組み立てまで完了し、トラックに積み込まれていま
した。傷がつかないように養生し、現場で待つ大工さんのもとへ届け
に行こうと思います。
いよいよ取り付けられる玄関。玄関がつくと建物の表情がぐっと引き
締まってきます。
素敵な玄関になりそうで楽しみです。